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ビジネス実務法務検定試験3級へのチャレンジはオススメです!

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ビジネス実務法務検定試験は、東京商工会議所が主催している、法律知識に関する検定試験です。

私は、数年前に、ビジネス実務法務検定試験の3級と2級を受験(3級合格後に2級を受験)し、それぞれ一発合格しました。

今回は、ビジネス実務法務検定試験3級へのチャレンジ(合格を目指して勉強すること)をオススメする理由を、私の経験を踏まえてお話ししたいと思います。

 

そもそも法律の勉強をオススメする理由

野球などのスポーツをするときは、まずはそのスポーツのルールを確認すると思います。

オセロなどのゲームをするときも、まずはそのゲームのルールを確認すると思います。

同じように、人間社会で生きていくためには、人間社会のルールを確認すると思います。

そして、人間社会のルールの一つとして、法律があります。
※他にも、モラル(道徳)や、マナー(礼儀)などがあると思います。

しかし、日本では、大学の法学部に行かないと、法律について体系的に学ぶ機会はほとんどないと思います。

私も大学を卒業しましたが、法律については一切学んでいません。。(汗)

このように、日本では、人間社会のルールの一つである法律を学ばないまま、人間社会で生きている人が多いと思います。

未成年の学生の間はそれでも問題ないかもしれませんが、社会人になると色々と問題が出てくると思います。

例えば、私は法律知識がゼロの状態で社会人になった(働き始めた)ことで、理不尽なことがあっても泣き寝入りせざるを得ない経験を数多くしてきました。

現在は、一般的な社会人と比べると法律知識がある(と思われる)レベルになり、理不尽なことがあっても、民事事件・刑事事件・行政事件として扱えるものは、損害賠償請求・警察への通報・告訴・弁護士への相談など、法的な対応ができるようになってきました。

このように、人間社会で生きていくうえで、人間社会のルールの一つである法律を学んでおくことは、理不尽なことから自分の身を守ることに繋がります。
※理不尽なこと全てを法律で解決することはできませんが。

さらに言えば、法律知識を学んでいくと、「人間社会では、何が正しくて何が間違っているのか、何をしたらNGで何はしてもOKなのか」が、法的な観点で判断できるようになると思います。

もちろん、弁護士レベルの法律知識を身に付けることは難しいですが、法律知識の「基礎的な」内容は、社会人として身に付けておくべきだと思います。

そして、個人的な感覚としては、ビジネス実務法務検定試験3級合格のための勉強は、法律知識の「基礎的な」内容を身に付ける入口(スタート)として良いものだと思います。

 

3級・2級の難易度(身につく法律知識のレベル)

3級も2級も公式テキストを繰り返し読み込んで暗記すれば合格できたので、試験の難易度はそれほど難しくないと思います。
※もちろん真面目に勉強(暗記)する必要はありますが。

少なくとも、司法試験はもちろん、司法書士や行政書士の試験と比べると、試験の難易度はとても簡単(=身に付く法律知識レベルはそれほど高くない)です。

2級の難易度で、宅地建物取引士の試験より、少し簡単なくらいだと思います。

言い換えれば、それだけお手軽な試験なので、法律知識ゼロの人が法律の勉強を始めるのには向いている試験だと言えます。

 

余談ですが、3級合格者には「ビジネス法務リーダー」という称号、2級合格者には「ビジネス法務エキスパート」という称号が与えられ、活用方法としては名刺に記載することが、東京商工会議所のビジネス実務法務検定試験についてのwebサイトで紹介されていました。
※2022年5月13日時点では、当該紹介内容は見当たらなくなっていました(削除?)

私の個人的な感覚としては、2級合格レベルの法律知識で「ビジネス法務エキスパート」と名刺に記載するのは、名刺を受け取った相手に誤解を与える(あらぬ期待を抱かせる)気がします。

そこで、私は、本ブログ等のプロフィール欄に「ビジネス実務法務検定試験2級合格」と記載しています。
※こういう記載方法の方が、「ビジネス法務エキスパート」という表現より、誤解も生じにくいですし、知名度的にも認識してもらいやすいと思っています。

 

3級合格後に、2級を受験して合格した感想

私は、法律を勉強する動機として、「人間社会のルールを学ぶために法律知識を身に付けたい」という思い以外に、「目に見える何らかの成果が欲しい」や「成果を出したことを褒めてもらいたい」という思いもあったので、2級を目指しました。

しかし、2級合格のために身に付けた法律知識が仕事や私生活で役立ったという実感は、3級合格の時ほどありませんでした。
※仕事内容次第では大いに役立つこともあると思うので、個人差があると思います。

そのため、「3級合格で得たものと、3級合格のために費やした時間や労力を比較すると、コスパは良かった」と思っていますが、
「2級合格で得たものと、2級合格のために費やした時間や労力を比較すると、コスパは悪かった」と思っています。

さらに言えば、私の個人的な感覚としては、3級合格後は、2級にチャレンジするよりも、いわゆる六法(憲法・民法・商法・刑法・民事訴訟法・刑事訴訟法)と行政法の入門書を読み込む方がコスパがいいと思います。

特に、憲法・刑法・刑事訴訟法は、ビジネス実務法務検定試験3級・2級にはほぼ出題されませんが、人間社会のルールとしては、学んでおくべき法律科目です。

憲法・刑法・刑事訴訟法を学んでいて役立った実例(一例)としては、
トラブルに巻き込まれた際に、対応にあたった警察官が法的に問題のある言動をしてきた(*)ので、都道府県の警察本部へクレームを申し出て、対応にあたる警察官を替えてもらったことです。
*憲法・刑法・刑事訴訟法を学んでいたからこそ、法的に問題のある言動だと気付けました。
※余談ですが、この件で「警察官にも問題のある人がいる」ということを実感できました(ニュースでは見聞きしていましたが)。

なお、私が読み込んだ六法と行政法の入門書は、伊藤真の入門シリーズ(『伊藤真の憲法入門』など)です。

 

会社内での待遇改善(給料アップや資格手当など)

私の場合、ビジネス実務法務検定3級に合格しても、2級に合格しても、会社内での待遇改善(給料アップや資格手当など)は一切ありませんでした。

もちろん上司には合格したことを報告(アピール)しましたが、上司の反応は「へーそうなんだ」くらいのものでした。

会社によっては待遇改善があるかもしれませんが、上記の通り、3級も2級も試験の難易度はそれほど難しくない(=身に付く法律知識レベルはそれほど高くない)ので、あまり期待しない方がいいと思います。

 

今回は以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!