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スマホ・通信費

【実測】NUROモバイル「NEOプラン」の通信速度・その他レビュー(2023年9月更新)

nuroアイキャッチ
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UQモバイル「くりこしプランM +5G」(月額基本料2,728円)から、
NUROモバイル「NEOプラン」(月額基本料2,699円)へ乗換えました

乗換え前にNUROモバイル「NEOプラン」について色々調べたのですが、
どうしても信じきれなかった(疑いが残った)ことがあります。

それが、通信速度です。

NEOプランは、通信速度の速さを強くPRしています。

例えば、NEOプランは、
「この速さ、ストレスフリー」というフレーズを用いてPRしています。

この速さ、ストレスフリー出典:NURO Mobile,2022年9月29日時点

 

一方で、ネット上では、NEOプランの通信速度について、
「お昼の12時台は1Mbps台だった」
「お昼の12時台は1Mbps未満のときもある」
という声も目にしました。

そこで今回は、NEOプランについて、
通信速度の実測と、その他の点のレビューをします。

NEOプランの利用を検討されている方の参考になれば幸いです。

※記事内の「速度測定結果の表」はクリック/タップすれば拡大表示されます。

 

速度測定結果

次の通り、4パターンの速度測定をしました。

1.住宅地(平日 朝~夜)

UQモバイルから、NUROモバイルへ乗換えをしたことから、
乗換え前後のタイミングで、同一スマホ、同一場所で、
UQモバイル「くりこしプランM +5G」と
NUROモバイル「NEOプラン」の、
速度測定をしました。

◆測定機種
Xperia 5 II

◆測定アプリ
Speedtest by Ookla

◆測定場所
住宅地(自宅)の屋内
※UQモバイルも、NUROモバイルも、電波は4G回線を掴んでいました。

◆測定日
2022年7月下旬の平日
※UQモバイル「くりこしプランM +5G」と、NUROモバイル「NEOプラン」の測定日は異なります。
※UQモバイル「くりこしプランM +5G」も、NUROモバイル「NEOプラン」も、それぞれ2~3日かけて測定しました。(仕事や家事などの都合で、一日だけで各時間帯の測定はできなかったので)

◆測定結果

通信速度
NUROモバイル 所感

NUROモバイル「NEOプラン」は、全時間帯でソコソコ速いレベルだと思います。

お昼の12時台に限れば、ダウンロードの最速度は27.0Mbps(12時10分)であることから、格安SIM(MVNO)としてはかなり速いレベルだと思います。

日々の使用感としても、お昼の12時台も含め、遅いと感じたことはありません。

UQモバイル 所感

UQモバイル「くりこしプランM +5G」は、ダウンロードは全時間帯でNUROモバイル 「NEOプラン」に勝っており、大手キャリア(KDDI)のサブブランドなだけあって非常に速いです。

ただ、アップロードは11時50分以外はNUROモバイル「NEOプラン」に負けており、アップロードは遅いと言っても差し支えないレベルだと思います。

ただ、日々の使用感としては、アップロードが遅いと実感することはありませんでした。
※私は大容量の画像や動画をアップロードしない、という事情もありますが。

 

2.東京のオフィス街(平日12時台)

上記1の測定から約2か月後に、「平日お昼12時台は、住宅地よりも、都会のオフィス街の方が、通信回線が混雑してて速度が遅いのでは?」ということに気が付いたので、
上記1と同じスマホで、測定場所を東京のオフィス街に変えて、
NUROモバイル「NEOプラン(ドコモ回線)」の平日お昼12時台の速度測定をしました。

◆測定機種
Xperia 5 II

◆測定アプリ
Speedtest by Ookla

◆測定場所
ⅰ スタバ JR新橋駅 銀座口店
ⅱ コメダ ダイワロイネットホテル東京京橋店
※ⅰでも、ⅱでも、電波は4G回線を掴んでいました。

◆測定日
2022年9月の平日
※上記ⅰと上記ⅱの測定日は異なります。

◆測定結果

新橋測定
ⅰの所感

住宅地での測定結果(平日お昼12時台)と比べると、
ダウンロードの最速度は、住宅地は27.0Mbps(12時10分)、ⅰは13.5Mbps(12時50分)と、ⅰの方が遅い結果となりましたが、
ダウンロードの最速度は、住宅地は44.7Mbps(12時50分)、ⅰは71.4Mbps(12時30分)と、ⅰの方が速い結果となりました。

ⅰの最速度は少し気になりますが、平日お昼12時台「全体」としては、住宅地と比べて速度低下してなさそうに感じました。

 

東京京橋測定
ⅱの所感

住宅地での測定結果(平日お昼12時台)と比べると、
ダウンロードの最速度は、住宅地は27.0Mbps(12時10分)、ⅱは4.36Mbps(12時30分)と、ⅱの方が遅い結果となり、
ダウンロードの最速度も、住宅地は44.7Mbps(12時50分)、ⅱは19.6Mbps(12時00分)と、ⅱの方が遅い結果となりました。

また、平日お昼12時台全ての時間帯で、ⅱのダウンロード速度の方が遅い結果となりました。

ⅱの速度は、住宅地と比べて明らかに速度低下していると言えます。

 

3.名古屋のオフィス街(平日12時台)

上記1と同じスマホで、測定場所を名古屋のオフィス街に変えて、
NUROモバイル「NEOプラン(ドコモ回線)」の平日お昼12時台の速度測定をしました。

◆測定機種
Xperia 5 II

◆測定アプリ
Speedtest by Ookla

◆測定場所
ⅲ スタバ KITTE 名古屋店 ← 名駅に隣接
ⅳ コメダ テレピア店    ← 栄駅の近く
※ⅲでも、ⅳでも、電波は4G回線を掴んでいました。

◆測定日
2022年10月の平日
※上記ⅲと上記ⅳの測定日は異なります。

◆測定結果

名駅測定
ⅲの所感

住宅地での測定結果(平日お昼12時台)と比べると、
ダウンロードの最速度は、住宅地は27.0Mbps(12時10分)、ⅲは8.56Mbps(12時20分)と、ⅲの方が遅い結果となりましたが、
ダウンロードの最速度は、住宅地は44.7Mbps(12時50分)、ⅲは53.7Mbps(12時00分)と、ⅲの方が速い結果となりました。

また、ⅲの速度は、12時00分・12時10分・12時50分は40Mbpsを上回っているので住宅地と比べて速度低下はしていませんが、それ以外の時間帯は住宅地のダウンロードの最速度(27.0Mbps)を下回っています。

個人的には、ⅲの最速度が8.56Mbps(12時20分)と、10Mbpsを下回っていることが特に気になりました。

 

栄測定
ⅳの所感

住宅地での測定結果(平日お昼12時台)と比べると、
ダウンロードの最速度は、住宅地は27.0Mbps(12時10分)、ⅳは10.5Mbps(12時30分)と、ⅳの方が遅い結果となりましたが、
ダウンロードの最速度は、住宅地は44.7Mbps(12時50分)、ⅳは95.9Mbps(12時00分)と、ⅳの方が速い結果となりました。

また、平日お昼12時台では、12時00分以外は全ての時間帯で、ⅳのダウンロード速度の方が遅い結果となりました。

ⅳの速度は、住宅地と比べて速度低下していると言えます。

 

4.大阪のオフィス街(平日12時台)

上記1と同じスマホで、測定場所を大阪のオフィス街に変えて、
NUROモバイル「NEOプラン(ドコモ回線)」の平日お昼12時台の速度測定をしました。

◆測定機種
Xperia 5 II

◆測定アプリ
Speedtest by Ookla

◆測定場所
ⅴ スタバ エキマルシェ大阪店 ← 大阪駅に隣接
ⅵ コメダ なんばCITY店 ← 南海難波駅に隣接
※ⅴでも、ⅵでも、電波は4G回線を掴んでいました。

◆測定日
2022年11月の平日
※上記ⅴと上記ⅵの測定日は異なります。

◆測定結果

大阪駅エリア測定
ⅴの所感

住宅地での測定結果(平日お昼12時台)と比べると、
ダウンロードの最速度は、住宅地は27.0Mbps(12時10分)、ⅴは3.14Mbps(12時40分)と、ⅴの方が遅い結果となり、
ダウンロードの最速度も、住宅地は44.7Mbps(12時50分)、ⅴは30.2Mbps(12時50分)と、ⅴの方が遅い結果となりました。

また、平日お昼12時台全ての時間帯で、ⅴのダウンロード速度の方が遅い結果となりました。

ⅴの速度は、住宅地と比べて明らかに速度低下していると言えます。

 

難波駅エリア測定
ⅵの所感

住宅地での測定結果(平日お昼12時台)と比べると、
ダウンロードの最速度は、住宅地は27.0Mbps(12時10分)、ⅵは3.62Mbps(12時30分)と、ⅵの方が遅い結果となりましたが、
ダウンロードの最速度は、住宅地は44.7Mbps(12時50分)、ⅵは177Mbps(12時00分)と、ⅵの方が速い結果となりました。

ⅵは、最高速度は爆速でしたが、最低速度はかなり遅く、速度差が非常にあると感じました。

 

料金・その他スペック

NEOプラン・NEOプランWの概要は、以下の表のとおりです。
※2023年5月更新時点での内容です。

料金・スペック概要(2023年5月更新)

(*1)月額基本料金とは別途、ユニバーサルサービス料と電話リレーサービス料がかかります。また、音声通話とSMS、オプション・サービスをご利用の方はその利用料金が発生します。

(*2)専用アプリや番号付与は不要で、自動的に通話料が半額の11円/30秒になります。詳しくはコチラ

(*3)対象SNSはLINE・Twitter・Instagram・TikTokです。一部対象外となる通信があります。詳しくはコチラ

(*4)3か月ごとに手続きをするとデータ容量15GBを追加で受け取れます。詳しくはコチラ

(*5)動画や画像のアップロードなど上り通信時のデータ通信量を消費せずに使える機能です。詳しくはコチラ

 

注目点レビュー

NEOプランの、私が注目した特徴①~③についてレビューします。
※2023年5月更新時点での内容です。

① いわゆる「節約モード」の通信速度が最大1Mbps

NUROモバイルでは、いわゆる「節約モード」が利用できます。

節約モードとは、
利用者の「都合のいいタイミング」で、
通信速度を低速に制限することと引き換えに、データ通信容量を消費せずに通信できるようにする機能です。

この機能を活用すれば、
高速通信できるデータ通信容量を節約することができ、
高速通信が必要なタイミングで「データ通信容量が残ってなくて高速通信ができない」という事態を防ぎやすくなります。

ただし、節約モード時の通信速度は、最大200kbps(*)前後のケースが多いです。
(*)ザックリ言うと「遅くてイライラする」速度です。

なお、通信会社によって、
節約モードが無い場合もありますし、
節約モードが有料オプションの場合もあります

 

そしてNUROモバイル「NEOプラン」の節約モードは、通信速度が最大1Mbpsで、利用料は無料です。
※NUROモバイル「バリュープラス」の節約モードは通信速度が最大200kbps(無料)です。
※詳しくはコチラ

通信速度が最大1Mbpsあれば、
WebサイトやSNSの閲覧もできますし、
YouTubeの動画も低画質(360p以下)であればスムーズに視聴できます。

個人的には、「YouTubeの動画を視聴できる」という点で、かなり実用的な速度だと思います。

私は実際に、NEOプランの節約モードを活用して、ラジオ感覚で長時間YouTubeの動画を聞いています。

 

ちなみに、私が調べた限り、
「節約モード時の通信速度が最大1Mbps(それ以上)利用料が無料の料金プラン」は、
NEOプランの他に、他社も含め次の4つだけです。

  • UQモバイル 「くりこしプランM +5G」
  • UQモバイル「くりこしプランL +5G」
  • mineo「マイピタ(10GB)」
  • mineo「マイピタ(20GB)」

※UQモバイル「くりこしプランM/L +5G」は、2023年5月31日をもって新規受付を終了しました。
※リンクスメイト(20GB以上)も該当しますが、節約モードでのデータ通信量に厳しい制約があるので、除外しています。

 

② 通話料が安い(電話標準アプリの利用で)

NEOプランは、専用アプリや番号付与は不要で、国内通話の通話料金が11円/30秒です。
※詳細はコチラ

一方、UQモバイル「くりこしプランM/L +5G」は、国内通話の通話料金が22円/30秒です。

ちなみに、HISモバイル「自由自在290プラン」は、専用アプリや番号付与は不要で、国内通話の通話料金が9円/30秒です。

そのため、NEOプランの通話料は、最安ではないですが、安い方だとは思います。

なお、NEOプランには、有料オプションですが、5分かけ放題(月額490円)と、10分かけ放題(月額880円)が用意されています。
※詳細はコチラ

 

③ Gigaプラスの手続きを忘れそう・面倒くさい問題

NEOプランに付いている「Gigaプラス」というサービスでは、3か月毎にデータ通信容量が15GB付与される(月間データ通信容量が平均5GB上乗せされる)のですが、自動付与はされません

データ通信容量の付与は、データ付与月に「ご利用者向けページ」から手続きが必要です。
※詳細はコチラ

邪推かもしれませんが、「自動付与でないのは、手続き漏れを狙ってる?」と思ってしまいます。

自動付与にしない理由は不明ですが、手続きを忘れそうですし、面倒くさいです。

 

まとめ

NEOプランの通信速度を実測した結果、
UQモバイル(大手キャリアのサブブランド)よりは劣りますが、
格安SIMの中では優秀な速度(最177Mbps)であることが分かりました。

もちろん、平日お昼12時台には、
一桁Mbps(最は3.14Mbps)になる時もあり、
オンラインゲームなどの大容量通信をする人にとっては、速度が遅いと感じる可能性はあります。

ただ、次の点を踏まえると、「十分コスパの良い料金プラン」だと思います。
◆平均的な通信速度
◆節約モード時の通信速度が最大1Mbps
◆月間データ通信容量が実質25GB
◆価格(月額基本料・通話料)

 

なお、「節約モード時の通信速度が最大1Mbps(それ以上)利用料が無料の料金プラン」に対する、私の見解は次の通りです。

UQモバイル「くりこしプランM/L +5G」
高速通信(速度)重視の人向け

mineo「マイピタ(10GB/20GB)」
価格(安さ)重視の人向け

NUROモバイル「NEOプラン」
高速通信と価格のバランス重視の人向け

※UQモバイル「くりこしプランM/L +5G」は、2023年5月31日をもって新規受付を終了しました。

3社比較表

 

ちなみに、NEOプランでは、
新規契約・他社からの乗り換え(MNP)で、
11,000円をキャッシュバックしてくれるキャンペーンをやっているので、非常におトクな状況です(2023年9月時点)。


通信料が安くシンプル!NURO Mobile

この機会に、NEOプランを契約してみてはいかがでしょうか♪

今回は以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!