あと、「~版」ではなく、「~モデル」と言ったりもするね。
今回は、Xperia 5 IIの
国内SIMフリー版・ドコモ版を買った筆者が、
国内SIMフリー版・キャリア版(ドコモ版・au版・ソフトバンク版)の違いについて紹介!
中古スマホ選びで迷われている方の参考になれば幸いです。
※本記事の内容は、本記事執筆時点(2023年11月時点)での情報です
※スマホの機種によって、国内SIMフリー版・キャリア版の違いは異なります
※中古スマホのショップ(イオシス・にこスマ・ゲオ)を比較レビューした記事はコチラ
1. 国内SIMフリー版・キャリア版の違い
私が調べたところ、
Xperia 5 IIの、国内SIMフリー版・キャリア版の違いは、次の12種類です。
型番(モデル番号)
使い勝手には、影響のない項目です。
国内SIMフリー版
→ XQ-AS42
ドコモ版
→ SO-52A
au版
→ SOG02
ソフトバンク版
→ A002SO
カラーバリエーション
パープルは、ドコモ版しかありません。
国内SIMフリー版
→ ブラック・グレー・ブルー・ピンク
ドコモ版
→ ブラック・グレー・ブルー・ピンク・パープル
au版
→ ブラック・グレー・ブルー・ピンク
ソフトバンク版
→ ブラック・グレー・ブルー・ピンク
背面下部のロゴ
ドコモ版には、ロゴがたくさんあります。
(小さい文字なので目立ちませんが)
国内SIMフリー版
→「XPERIA」
ドコモ版
→「docomo」「>>5G」「XPERIA」「SO-52A」
au版
→「XPERIA」「SOG02」
ソフトバンク版
→「XPERIA」
SIMスロット
通信回線を2つ以上持っている人には、デュアルSIMの方が便利です。
国内SIMフリー版
→ デュアルSIM(物理SIM2枚・DSDV)
ドコモ版
→ シングルSIM(物理SIM1枚)
au版
→ シングルSIM(物理SIM1枚)
ソフトバンク版
→ シングルSIM(物理SIM1枚)
※参考:デュアルSIMについて
→ ノジマwebサイト
※参考:国内SIMフリー版・ドコモ版のSIMスロット数表示画面
内蔵ストレージ容量(ROM)
多い方が、画像・動画・アプリなどをたくさん保存できて便利です。
国内SIMフリー版
→ 256GB
ドコモ版
→ 128GB
au版
→ 128GB
ソフトバンク版
→ 128 GB
※参考:国内SIMフリー版・ドコモ版の内蔵ストレージ容量表示画面
カメラのシャッター音
音なしにできる方が便利です。
国内SIMフリー版
→ 音なしにできる
ドコモ版
→ 音なしにできない
au版
→ 音なしにできない
ソフトバンク版
→ 音なしにできない
※参考:キャリア版が音なしにできない理由
→ KDDI webサイト
バッテリー劣化具合(充電性能)表示機能
バッテリー交換のタイミングが分かるので、非常に便利な機能です。
国内SIMフリー版
→ 1パターン(詳細)
ドコモ版
→ 2パターン(概要・詳細)
au版
→ 2パターン(概要・詳細)
ソフトバンク版
→ 2パターン(概要・詳細)
※参考:表示方法
→ スマホステーションwebサイト
FМラジオ機能
FМラジオを聴く人にとっては、あると便利な機能です。
国内SIMフリー版
→ なし
ドコモ版
→ あり
au版
→ あり
ソフトバンク版
→ あり
伝言メモ(内蔵留守電)機能
無料で留守電を利用できるので、あると便利な機能です。
国内SIMフリー版
→ なし
ドコモ版
→ あり
au版
→ あり
ソフトバンク版
→ あり
※参考:国内SIMフリー版の留守電関係の画面・ドコモ版の伝言メモの画面
キャリアサービス用のプリインストール(初期内蔵)アプリ
キャリアサービス(キャリアメールなど)を利用する人にとってはあると便利ですが、利用しない人にとってはあると邪魔だと思います。
国内SIMフリー版
→ なし
ドコモ版
→ あり
au版
→ あり
ソフトバンク版
→ あり
SIMロック
通信ができないリスクが生じる、有害な機能です。
国内SIMフリー版
→ なし
ドコモ版
→ あり(解除手続きをすればなし)
au版
→ あり(解除手続きをすればなし)
ソフトバンク版
→ あり(解除手続きをすればなし)
※参考:SIMロックについて
→ 国民生活センターwebサイト
バンド縛り(周波数ロック)
通信品質が劣化するリスクが生じる、有害な仕様です。
国内SIMフリー版
→ なし
ドコモ版
→ あり
(ドコモ以外の4G主要プラチナバンドに非対応)
au版
→ あり
(au以外の4G主要プラチナバンドに非対応)
ソフトバンク版
→ あり
(ソフトバンク以外の4G主要プラチナバンドに非対応)
※参考:バンド縛り(周波数ロック)について
→ ITmedia Mobile
2. キャリア版を買う際の注意点
キャリア版のXperia5Ⅱを買う際は、
皆さんが使用している/使用予定の通信回線と同じモノ(キャリア版Xperia5Ⅱ)を選んでください。
※在庫切れのタイミングもありますが、中古スマホなら新たに入荷することもありますので
例えば、
ドコモ回線(ドコモ回線の格安SIMを含む)を使用している/使用予定なら、ドコモ版のXperia5Ⅱを選んで下さい。
皆さんが使用している/使用予定の通信回線と異なるモノ(キャリア版Xperia5Ⅱ)を選んでしまうと、下記①・②のリスクが生じます。
リスク① SIMロックのせいで通信ができない
キャリア版のXperia5Ⅱは、新品で販売されていた際は、SIMロックがかけられていました。
SIMロックがかけられている状態だと、1つのキャリア(そのキャリア回線の格安SIMを含む)でしか通信できません。
例えば、SIMロックがかけられているドコモ版のXperia5Ⅱは、ドコモ回線(ドコモ回線の格安SIMを含む)でしか通信できません。
ただし、キャリア版Xperia5ⅡのSIMロックは解除することができますし、中古であればSIMロックが解除された状態で売られている場合もあります。
リスク② SIMロックを解除してもバンド縛りのせいで通信品質が劣化
キャリア版のXperia5Ⅱは、いわゆるバンド縛り(周波数ロック)があります。
そのせいで、1つのキャリア回線(そのキャリア回線の格安SIMを含む)でしか4G通信の主要プラチナバンドを使用できず、他のキャリア回線だと通信品質(特に通信エリア)が劣化します。
例えば、ドコモ版のXperia5Ⅱは、ドコモ回線(ドコモ回線の格安SIMを含む)でしか4G通信の主要プラチナバンドを使用できず、au回線・ソフトバンク回線・楽天回線だと通信品質(特に通信エリア)が劣化します。
つまり、SIMロックを解除してもバンド縛りがあるので、皆さんが使用している/使用予定の通信回線と同じモノ(キャリア版Xperia5Ⅱ)を選ばないと、通信が不便になるのです。
ちなみに、バンド縛りはスマホ本体の仕様なので、SIMロックのように解除することはできません。
楽天モバイルのRakuten最強プラン(MNO回線)を使用している/使用予定なら、国内SIMフリー版を選ぶのが無難です。
au版のXperia5Ⅱなら、バンド縛り(周波数ロック)は関係ない気がするので(*)、SIMロックさえ解除すれば問題なく使用できるかもしれませんが…保証はできません。
(*)楽天モバイルのRakuten最強プラン(MNO回線)では、auの4G主要プラチナバンドを利用できるので
→ 詳細はコチラ
3. 国内SIMフリー版の「新品」は、どこで売られていたのか?
国内SIMフリー版の「新品」は、
各キャリアのショップ・通販サイトではなく、
SONYの直営ショップ・直営通販サイト、家電量販店等で売られていました。
※直営ショップ・直営通販サイトでは既に販売終了
一方、キャリア版の「新品」は、
各キャリアのショップ・通販サイトで売られていました。
※既に販売終了
まとめ
個人的には、
「バンド縛り」の有無が、
国内SIMフリー版・キャリア版の“一番大きな違い”だと思いました。
スマホは通信機器なので、使用できる通信回線に制限がある・ないでは、利便性への影響が大きいです。
中古ショップのイオシスで、キャリア版よりも、国内SIMフリー版の価格が高いのにも納得できます。
なお、Xperia 5 IIに限らず他の機種でも、国内SIMフリー版・キャリア版には違いがあるので、中古スマホを購入する際は事前に調べておきましょう。
\\ 中古ショップの比較レビュー記事 //
今回は以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!