マイカーって、あれば便利ですよね。
都会(東京23区・大阪市・名古屋市など)に住んでいたら不要かもしれませんが、そうでない場所に住んでいて子供がいると、マイカーがないと不便ではないでしょうか。
とはいえ、自動車はカネ食い虫(購入費・維持費が高額)なのが困った点です。
そこで、我が家(私・妻・子供の3人家族)のマイカーは、購入費・維持費を抑えるために、中古の軽自動車1台にしています。
車種は、ホンダのN-WGN Custom(初代・ターボ付・2WD)です。
本題ですが、軽自動車のデメリットとして一般的に(ネット上などで)挙げられている項目について、現役の軽自動車ユーザーとして見解を述べます。
※3人家族のN-WGN Custom(初代・ターボ付・2WD)ユーザー視点での見解です。家族構成や車種によって、見解が変わるものもあると思います。
軽自動車の購入を検討されている人などのお役に立てれば幸いです。
1.エンジンがパワー不足?
初代N-WGN「ターボ付」モデルは、家族3人(夫・妻・子供)であれば、
一般道では、エンジンのパワー不足を感じることは、全くありません。
高速道路でも、エンジンのパワー不足を感じることは、ほぼありません。
高速道路での追い抜きも、フツーにできます。
強いて言えば、時速100kmを超えるスピードで走行しようとすると、エンジンの回転数が3500回転くらいになり、エンジン音が大きくなります。
ただ、「うるさくて耐えられない」というレベルではありません。
時速120kmくらいのスピードで走行することがありますが、エンジンの回転数は4000回転くらいになり、エンジン音は「エンジン頑張ってるなー」と思う程度です(うるさくて耐えられないというレベルではありません)。
※初代N-WGN「ターボ付」モデルの最大トルクは104N・m[10.6kgf・m]/2,600rpmで、軽自動車の中では最大トルクがトップクラスなので、他の軽自動車(特にターボなしモデル)ではパワー不足を感じるかもしれません。
※参考情報ですが、コンパクトカーのトヨタ3代目(現行モデル)パッソの最大トルクは92N・m (9.4kgf・m)/4,400rpmで、初代N-WGNターボ付モデルより低い値です。なお、エンジンの総排気量は1.0Lです。
2.居住性が悪い(狭い)?
家族3人(夫・妻・子供)であれば、居住性は悪くありません(狭いというほどではありません)。
横幅(横空間)については、ゆとりはないです。
私と妻であれば前席に並んで座っても狭さは感じませんが、成人男性(平均的な体格)が横に並んで座ると横幅の狭さを感じるかもしれません。
後席の前方空間(足回り空間)については、広く感じます。
コンパクトカーのトヨタ初代アクアの後席に乗ったことがありますが、後席の前方空間(足回り空間)は初代N-WGNの方が広かったです。
成人男性(平均的な体格)が後席に座っても、前方空間(足回り空間)に狭さを感じる人は少ないと思います。
頭上空間については、広いです。
N-WGNはハイトワゴンなので、実家のセダンと比べると、頭上空間は広々としています(実家のセダンはスポーツタイプ寄りなので頭上空間が狭いです)。
3.荷室が狭い?
荷室のサイズ感は、下の写真の通り、前後幅と横幅は、2ℓペットボトル×6本の箱が3個収まるサイズです。
なお、後席は一番後ろにスライドさせています(荷室サイズは一番狭い状態にしています)。
買い物などの普段使いでは、狭さは感じません。
家族「3人」で妻の実家に5日間滞在したときには、荷室と助手席を使って全ての荷物がギリギリ積載できました(荷室には荷物が高く積みあがっていましたが)。
家族「4人」で長期の旅行に軽自動車で行くのであれば、屋根にルーフキャリアを設置しないと難しいと思います。
4.横風に弱い?
N-WGNはハイトワゴンの軽自動車なので、車幅に対して背が高く、車両重量も軽いので、理屈の上では横風には弱いと思います。
しかし、横風で危険を感じるほどハンドルをとられたことはありません。
もちろん、横風の影響を感じることはありますが、ハンドルを両手でフツーに握っていれば、危険を感じるほど進路に影響が出たことはありません。
ただし、台風などの暴風が発生している状況で運転したことはないので、そういった状況だとハンドルを両手でフツーに握っていても危険を感じるほど進路に影響がでるかもしれません。
なお、屋根にルーフキャリアを設置すると、横風の影響を受けやすくなるので注意が必要です。
5.エンジンが3気筒だから振動が強い?
軽自動車はほとんどが3気筒エンジンであり、3気筒エンジンは4気筒エンジンよりも振動が強いそうです。
実感としては、体感で振動は感じますが、気になるほどではありません。
そもそも普通自動車でもエンジンの振動はありますし。
ただ、ドリンクホルダーにペットボトルを入れていると、信号待ちなどの停車中(アイドリング中)にカタカタ振動することはあります。
6.安全性能が低い?
軽自動車で事故ったことがなく、普段使いで体感できるものでもないので、何とも言えません。スミマセン・・・
参考情報ですが、
警察庁によると、2017年1月~11月においては、75歳「未満」のドライバーが「軽乗用車」の乗車中に事故に遭った際の致死率は0.59%で、「普通乗用車」の乗車中に事故に遭った際の致死率は0.47%とのこと。
75歳「以上」では、「軽乗用車」の致死率は1.22%で、「普通乗用車」は0.77%とのこと。
※情報源は読売新聞オンラインの2018年3月11日付の記事です。
7.ナンバープレートは黄色になる?
自家用軽自動車のナンバープレートの色は、原則、黄色地に黒字の色使いです(いわゆる黄色いナンバープレート)。
この黄色いナンバープレートが、ネガティブな意味で気になる人も一定数いると思います。
定額カーリースサービスを提供するナイル株式会社が2021年6月に全国の車所有者1,390人に行ったアンケート調査によると、軽自動車オーナー627人のうち「黄色いナンバープレートが嫌だ」と思う軽自動車オーナーは238人(38.0%)だったそうです。
正直、私も黄色いナンバープレートは嫌です。
そのような人に朗報があります。
実は、自家用軽自動車でも、黄色いナンバープレートではない他の選択肢があります。
それは、次の2種類です。
①地方版図柄入りナンバープレート
②全国版図柄入りナンバープレート
ただし、このナンバープレートは、ナンバープレート全体に図柄が必ず入ることになり、さらにナンバープレート外周に黄色の縁取りが施されます(②は①よりもナンバープレート左上部分の黄色縁取り面積が大きくなります)。
また、①は車を使用する本拠地がこの制度の対象地域に該当している必要があります。
まとめ
以上デメリットについて見解を述べてきましたが、私としては致命的なデメリットはなく、またデメリットよりもメリットの方が強いことから、「軽自動車にして失敗した」とは思っていません。
言い換えれば、「高いお金(購入費・維持費)を出してまで普通自動車に乗るほどの必要性がない」という考えです。
ただし、子供が一人増えて4人家族になった時に、荷室の狭さをルーフキャリアで補えるのかは不安があります。
まあ、買い物などの日常使いでは荷室の狭さを感じることはなく、マイカーでの長期旅行・帰省の際は最悪「スーツケースに荷物を突っ込んで宿泊先・実家に宅急便で事前配送する」という手もあるんですが。
今回は以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!