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「中古」車のデメリットと言われている項目に対する、中古車ユーザーの見解

中古車
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我が家(私・妻・子供の3人家族)のマイカーは、購入費・維持費を抑えるために、中古の軽自動車1台にしています。

前回記事では、「軽」自動車のデメリットについて見解を述べました。

次に気になるのは、「中古車ってどうなの?」だと思います。

そこで今回は、中古車のデメリットとして一般的に(ネット上などで)挙げられている項目について、現役の中古車ユーザーとして見解を述べます。

中古車の購入を検討されている人などのお役に立てれば幸いです。

1.詐欺やボッタクリなどの被害にあう可能性がある?

中古車の購入にあたって、中古車の品質状態を把握しようという「意思」がないと、詐欺やボッタクリなどの被害にあう可能性が高まります。

なぜかというと、購入者(素人)の無知に付け込んで、不当に利益をあげようとする中古車販売業者がいるからです。

例えば、中古車の品質状態について不利益な(都合の悪い)事実を隠して販売したり、走行距離(メーター)の改ざんをして販売したり、事故車を無事故車と偽って販売している中古車販売業者がいるようです。

実際に被害にあわれた人も多いようで、埼玉県庁滋賀県庁新潟県庁のwebサイト上で、「中古車購入トラブル相談事例」という趣旨のページが設けられています。

そうは言っても、多くの人は、中古自動車の品質状態を把握する能力など持ち合わせていないと思います。

もちろん私も、そのような能力はない素人です。

そこで私は、いわゆる「査定書付き」の中古車だけを購入対象にしました。

ここでいう査定書とは、「一般財団法人日本自動車査定協会(JAAI)の『車両状態証明書』」、「株式会社AISの『車両品質評価書』」、「NPO法人 日本自動車鑑定協会(JAAA)の『自動車鑑定証』」などの、第三者機関による中古車の検査結果を記載した書類のことです。

この査定書があれば、中古車の品質状態について素人でも把握できます。

中古車検索サイトの中には、検索条件(絞り込み)項目として「査定書付き」があるので、この機能を使えば効率的に査定書付きの中古車を検索できます。

なお、「私は実際に試したことはないですが」、一般財団法人日本自動車査定協会(JAAI)東京都支所のwebサイトによると、中古車の査定を有料で行ってくれるそうです。

料金は、軽自動車であれば、査定料(基本料金)5,500円 + 出張費(東京都内・一般)4,400円 + 諸費用(駐車料金、高速料金等)だそうです(2021年8月14日時点)。

査定にあたっては中古車の所有者(中古車販売業者など)の承諾が必要とのことですが、購入検討者が「自腹で」第三者機関による査定をしたいと申し出ているのに、それを拒む中古車の所有者(中古車販売業者など)は、怪しいと思います。

査定書付きではない中古車を購入しようとする場合は、このような方法で中古車の品質状態を把握するといいかもしれません。

さらに私は、査定書付き中古車の中から、自動車メーカー認定中古車を購入しました。

具体的には、「Honda認定中古車 U-Select」です。

なぜかというと、1年間・走行距離無制限の無料保証がもともと付いていた上に、最長5年まで保証期間を有料で延長できるからです。

しかも、購入した店舗だけではなく、ドライブ先で不具合が発生したり、住所が変わった場合でも、全国のHonda Carsで保証対応をしてくれます。

ちなみに私は、保証期間を延長して計2年間にしました。

※保証対象部品やその他の細かい保証内容については、Honda認定中古車 U-Selectのwebサイトなどで確認ください。
※上記はHonda認定中古車 U-Selectの保証の話であって、他の自動車メーカーの認定中古車の保証内容が同じかどうかは分かりません。スミマセン・・・

個人的には、「ここまで予防線を張っておけば、中古車購入にあたって、詐欺やボッタクリなどの被害にあう可能性はほぼないだろう」と思っています。

一方で、「そこまで予防線を張ると中古車といえども安くないんじゃないの?」と思われるかもしれません。

私が購入した中古車は、査定書の評価点4点・走行距離2千数百km・3年落ちの、ホンダN-WGN Custom(初代・ターボ付・2WD)で、総支払額(乗出し価格)は125万円くらいでした。

新車で購入すると乗出し価格で200万円くらいなので、約75万円(37.5%)安く購入できたことになり、個人的には満足できる値段でした。

 

2.新品ではないので使用感がある?

他人が使用したお古の車なので、使用感(見た目の劣化)は多かれ少なかれあります。

私は3年落ちの(初登録された年度から3年経過した)中古車を購入しましたが、座席の合皮部分の座りシワなど、フツーに使っていたらどうしても発生する使用感はありましたが、ほとんど気になりませんでした(そんなものだろうと思っていました)。

結果論ですが、購入後数カ月で、ボンネットに飛石傷ができたり、ドア内側に蹴り傷ができたりして、そっちの方が気になっています(泣)

使用感について気になる人は、中古車店で実際に中古車を見せてもらい、使用感の程度を現物で確認するのがいいと思います。

なお、私はニオイに敏感なので、実際に中古車を見る際は、タバコ臭・ペット(動物)臭・香水臭などのニオイもチェックしていました。

 

3.後付けパーツ・装備品が入手できない可能性がある?

各車種の寸法や形状などに合わせた専用の後付けパーツ・装備品(例:ベースキャリア)については、当該車種自体が販売終了してしまうと、専用の後付けパーツ・装備品についても製造が中止されて在庫がなくなり次第入手できなくなると思います。

つまり、現行型の車種ではない、旧型車種の中古車を購入すると、専用の後付けパーツ・装備品を入手できない可能性があります。

なお、我が家のマイカーである初代N-WGNは車種自体の販売が終了したので(フルモデルチェンジしたので)、子供が増えて4人家族になった時に備えて、現状では不要なルーフキャリア(ベースキャリアとルーフボックス)を先んじて購入しています。
子供がもう一人できなかったら無駄になりますが・・・

 

4.1秒後には売れてしまって同じ車は二度と買えなくなる可能性がある?

可能性としてはあります。

中古車の価格や品質状態は1台1台違いますし、中古車の購入を検討している人はたくさんいるので、「自分が買おうとしていた中古車が既に成約済み」というケースはありえます。

1秒後ではないにしろ、「中古車検索サイトで見つけた気に入った中古車が、数日後には売れてしまっていた」という経験は私もしました。

ただ、確かに「全く同じ」中古車は他人に買われると二度と手に入りませんが、新車でたくさん売れている車種であれば中古車の母数もたくさんあるので、もっと気に入る中古車が今後出てくるかもしれません。

新車販売ランキングの上位車種であれば、焦って買う必要はないと思います。

 

まとめ

以上デメリットについて見解を述べてきましたが、私としては致命的なデメリットはなく、またデメリットよりもメリットの方が強いことから、「中古車にして失敗した」とは思っていません。

言い換えれば、「高いお金(購入費・維持費)を出してまで新車に乗るほどの必要性がない」という考えです。

 

今回は以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!