私は、コスパ(費用対効果)が良いものが好きです。
ただ、コスパの良し悪し、言い換えると投入する費用(コスト)と生じる効果(パフォーマンス)の「バランス」の良し悪しって、判断が難しいケースがあると思います。
例えば、自動車ユーザーが「給油の際は価格がなるべく安いガソリンスタンドを利用したい」と思うこと自体は自然だと思うのですが、なるべく安いガソリンスタンドで給油をするためだけに自宅から遠いガソリンスタンドまで行くかどうかは、人によって判断が分かれると思います。
そもそもコスパの良し悪しを数値等を用いて厳密に判断しようとすると、その判断をするためだけで手間と時間を消費することになり、感覚的にフワッとコスパの良し悪しを判断するよりも、コスパが悪くなる可能性があります。
特に、効果(パフォーマンス)の小さいコスパの良し悪しを数値等を用いて厳密に判断する場合に、この傾向が強まると思います。
例えば、「どのガソリンスタンドで給油するのがコスパが一番いいか?」を、数値を用いて厳密に判断しようとすると、自宅周辺のガソリンスタンドの価格・自宅と各ガソリンスタンドまでの距離・車の燃費・自分の時間の価値(時給)を調べて計算をしないといけません。これには手間と時間がかかります。
そして、1ℓあたりの価格差が2円だとすると、40ℓ給油の価格差は80円で、40ℓ給油を月に2回すると年間の価格差は1,920円なので、そもそもの効果(パフォーマンス)は小さいと思います。
一方で、自動車での買い物・通勤ルート沿いにあるガソリンスタンドの中から一番安いところで給油をするのであれば、コスパの良し悪しを判断するのに手間と時間を節約できます。
また、コスパの良し悪しの判断要素には、値段等の数値だけではなく、感情・価値観等の数値化できない要素もあります。
例えば、自動車を購入するにあたり、「中古車でいい」という価値観の人もいれば、「新車じゃなきゃダメ」という人もいると思います。
「軽自動車でいい」という人もいれば、「軽自動車は論外」という人もいると思います。
「自動車は移動手段の道具にすぎないからデザイン(外観)なんてダサくてもいい」という人もいれば、「自動車は社会的ステイタスを周囲に示す手段だからデザイン(外観)がダサいなんて論外」という人もいると思います。
以上のように、コスパの良し悪しの判断は難しいです。
私も正直なところ、コスパの良し悪しの判断はケースバイケースで行っており、判断基準に確固たるものはありません。
具体例としては次の通りです。
◇ガソリンの給油は、自動車での買い物ルート沿いにあるガソリンスタンドの中から一番安いところで給油をします。
◇現在所有している自動車は、中古の軽自動車です。でも、デザイン(外観)は気にして選びました。
◇新幹線の電車代は手間・時間・その他デメリットを受け入れてでも価格が安くなる方法で購入しますが、在来線の電車代は片道の差額が100円未満なら通常価格で購入します。
◇家電を買う際は、購入する商品を決めた後、価格ドットコム等で販売価格の最安値を調べた後に、大手全国チェーンの家電量販店(ネット店含む)の中で一番安いところから購入します。
◇スマホは、大手キャリアではなく格安simを利用しています。また、ネットの固定回線は契約せず、PC等のネット接続はスマホのテザリングで代替しています。
◇生鮮食品(肉・魚)や総菜は、30%引~半額のシールが貼られたものを購入したいので、シールが貼られる時間を狙ってスーパーに行き、シールが貼られていなければ30分くらいは待ちます。
◇コンビニでの商品・サービスの購入は、スーパーに行く気力・体力がないときなどに限り、なるべく利用しないようにしています。
◇ポイントカードは、家電量販店のカードは利用していますが、それ以外のポイントカードは利用していません(家の中にあるかもしれませんが持ち歩いていません)。
◇婚約指輪・結婚指輪を購入する際は、購入する指輪が決まった後に、販売店(企業)の株主優待券(指輪の割引券)がないか調べ、ヤフオクで数百円で落札して、指輪の購入代金を2万円ほど安くしました。
◇新婚旅行で海外旅行に行った際は、ホテルや飛行機の予約・購入はHISでしましたが、ホテルのグレードや部屋のグレードは割と高いところにし、飛行機の座席は往復ともにビジネスクラスにしました。
今回は以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!