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電気代

【2023年8月分】TERASELでんき安くなった?大手電力の規制料金プランと電気代バトル

記事内に商品プロモーションを含む場合があります
後輩
後輩
TERASELでんきって、現状(2023年8月時点)では高いのかな?安いのかな?
ねこ崎(筆者)
ねこ崎(筆者)
TERASELでんきいわく「2023年8月検針分から電気料金を改定する」って趣旨の説明をしてたから(*)、気になるね。
(*)参考:TERASELでんきwebサイト
後輩
後輩
そうなんだよ!さらに言えば、
大手電力会社7社は2023年6月に規制料金プランを値上げしたから(*)、現状ではどっちが高いか安いか、気になってるんだ。
(*)参考:NHKニュース
ねこ崎(筆者)
ねこ崎(筆者)
料金比較シミュレーションをしてみよう♪

 

ということで、2023年8月分の電気料金について、
TERASELでんきの「超TERASELでんきプラン」・「TERASELでんきプラン」と、
大手電力会社の「家庭向け規制料金プラン」の、
料金比較シミュレーションをしていきます(計算過程も記載します)。
2023年2月分についてはコチラ

もちろん、燃料費調整額(国の補助金・離島ユニバーサルサービス調整額込み)も含めて計算します。

ちなみに、後でも触れますが、
「超TERASELでんきプラン」・「TERASELでんきプラン」の燃料費調整には上限が無いですが、
大手電力会社の「家庭向け規制料金プラン」の燃料費調整には上限があります

<参考:TERASELでんきのwebサイト>
燃調上限QA

出典:TERASELでんき,よくあるご質問,2023年8月7日時点
https://www.terasel.jp/faq/

 

なお、「燃料費調整額・燃料費調整の上限って何?」と思った方は、次の記事をご覧ください。

乗り換えのコツ
電気料金プラン(電力会社)の乗換え前には「燃料費調整制度」を要チェック 電気料金プラン(電力会社)の乗換えを検討する際、 料金プランごとの燃料費調整制度の内容を確認しているでしょうか? 「何そ...

 

皆さんの電気料金プラン選びの参考になれば幸いです!

※料金比較シミュレーションは真面目にやりましたが、ミスなどがある可能性もあるので、あらかじめご承知おきください。

※沖縄はTERASELでんきの供給エリア外なので、沖縄電力とのシミュレーションはしていません。

※本文内の画像類は、クリック/タップすれば、拡大表示されます。

 

1.算定条件

電気料金を算定するにあたっての条件です。

共通事項

◆対象年月
2023年8月分(本記事執筆年月分)

◆契約電流
30アンペア
※最低料金制のエリア(関西・中国・四国)は除く

◆使用電力量
260kWh
※下記の記事から、家庭での「平均的な」電気使用量は260kWhだと想定

節電
【節電の目安】家庭での「平均的な」電気使用量(kWh)を調べてみた2022年の冬は、国(経済産業省)が旗振り役の節電キャンペーン(節電プログラム)が実施され、参加者には節電ポイントが付与されます。 ※...

◆再生可能エネルギー発電促進賦課金単価
1.40円/kWh
※この単価は毎年変更される可能性あり
経済産業省のニュースリリース(2023年3月24日)

 

参考:TERASELでんきの算定について

◆電気料金の算定式

電気料金の算定式は、次の通り。

テラセルでんき算定式

出典:TERASELでんき,利用料金の計算方法,2023年8月7日時点
https://www.terasel.jp/charge/adjust/

 

◆燃料費調整単価

燃料費調整単価は、次の通り。
※この単価は変更される可能性あり
※他の年月の単価はTERASELでんきのwebサイトを参照

テラセル燃調単価

出典:TERASELでんき,燃料費調整単価一覧表(低圧),2023年8月7日時点
https://www.enexls.ne.jp/pdf/nenryokakaku_2023.pdf

 

◆付与される楽天ポイント

楽天ポイントの算定方法は、次の通り。

テラセル楽天ポイント

出典:TERASELでんき,選べる特典,2023年8月7日時点
https://www.terasel.jp/benefits/

 

 

2.北海道電力との比較

下記の通り、北海道電力の家庭向け規制料金プラン(従量電灯B)との比較では、
超TERASEL北海道Bの方が325円安く
TERASELでんき北海道Bの方が323円安いです。

超TERASEL北海道B

◆基本料金
1,122.00円

◆電力量料金(従量料金)
9,770.20円 = (35.44円/kWh × 120kWh)+(39.41円/kWh × 140kWh)

◆燃料費調整額(国の補助金・離島ユニバーサルサービス調整額込み)
-2,685.80円 = -10.33円/kWh × 260kWh

◆再生可能エネルギー発電促進賦課金
364.00円 = 1.40円/kWh × 260kWh

◆合計金額(≒請求金額)
8,570.40円(≒8,570円)

<参考:楽天ポイント>

41ポイント ≒ ( 1,122.00円 + 9,770.20円 - 2,685.80円 )÷ 200

 

TERASELでんき北海道B

◆基本料金
1,081.08円

◆電力量料金(従量料金)
9,813.00円 = (34.49円/kWh × 120kWh)+(40.53円/kWh × 140kWh)

◆燃料費調整額(国の補助金・離島ユニバーサルサービス調整額込み)
-2,685.80円 = -10.33円/kWh × 260kWh

◆再生可能エネルギー発電促進賦課金
364.00円 = 1.40円/kWh × 260kWh

◆合計金額(≒請求金額)
8,572.28円(≒8,572円)

<参考:楽天ポイント>

41ポイント ≒ ( 1,081.08円 + 9,813.00円 - 2,685.80円 )÷ 200

 

北海道電力 従量電灯B

◆請求金額
8,895円

北海道電力webサイトで行った電気料金シミュレーション(2023年8月分・従量電灯B・30アンペア・260kWh)の結果を転記

北海道電力(従量電灯B)2023年8月分

出典:北海道電力,電気料金シミュレーション従量電灯B,2023年8月7日,
https://www11.hepco.co.jp/FW15/FWPs01101JuryodentoBRyokinKeisan.do

 

差額

◆超TERASEL北海道Bとの比較
-325円 = 8,570円 - 8,895円

◆TERASELでんき北海道Bとの比較
-323円 = 8,572円 - 8,895円

以上の通り、北海道電力との比較では、
超TERASEL北海道Bの方が325円安く
TERASELでんき北海道Bの方が323円安いです。

 

3.東北電力との比較

下記の通り、東北電力の家庭向け規制料金プラン(従量電灯B)との比較では、
超TERASEL東北Bの方が178円安く
TERASELでんき東北Bの方が273円安いです

超TERASEL東北B

◆基本料金
1,108.80円

◆電力量料金(従量料金)
8,491.60円 = (29.51円/kWh × 120kWh)+(35.36円/kWh × 140kWh)

◆燃料費調整額(国の補助金・離島ユニバーサルサービス調整額込み)
-2,943.20円 = -11.32円/kWh × 260kWh

◆再生可能エネルギー発電促進賦課金
364.00円 = 1.40円/kWh × 260kWh

◆合計金額(≒請求金額)
7,021.20円(≒7,021円)

<参考:楽天ポイント>

33ポイント ≒ ( 1,108.80円 + 8,491.60円 - 2,943.20円 )÷ 200

 

TERASELでんき東北B

◆基本料金
1,069.20円

◆電力量料金(従量料金)
8,436.80円 = (28.96円/kWh × 120kWh)+(35.44円/kWh × 140kWh)

◆燃料費調整額(国の補助金・離島ユニバーサルサービス調整額込み)
-2,943.20円 = -11.32円/kWh × 260kWh

◆再生可能エネルギー発電促進賦課金
364.00円 = 1.40円/kWh × 260kWh

◆合計金額(≒請求金額)
6,926.80円(=6,926円)

<参考:楽天ポイント>

32ポイント ≒ ( 1,069.20円 + 8,436.80円 - 2,943.20円 )÷ 200

 

東北電力 従量電灯B

◆請求金額
7,199円

東北電力のプレスリリース(2023年6月29日)別紙1に記載されている金額を転記

東北電力モデル

出典:東北電力,プレスリリース,2023年8月分の燃料費調整等について 別紙1

 

差額

◆超TERASEL東北Bとの比較
-178円 = 7,021円 - 7,199円

◆TERASELでんき東北Bとの比較
-273円 = 6,926円 - 7,199円

以上の通り、東北電力との比較では、
超TERASEL東北Bの方が178円安く
TERASELでんき東北Bの方が273円安いです。

 

4.東京電力エナジーパートナーとの比較

下記の通り、東電の家庭向け規制料金プラン(従量電灯B)との比較では、
超TERASEL東京Bの方が300円安く
TERASELでんき東京Bの方が279円安いです

超TERASEL東京B

◆基本料金
885.72円

◆電力量料金(従量料金)
8,424.40円 = (30.00円/kWh × 120kWh)+(34.46円/kWh × 140kWh)

◆燃料費調整額(国の補助金込み)
-2,914.60円 = -11.21円/kWh × 260kWh

◆再生可能エネルギー発電促進賦課金
364.00円 = 1.40円/kWh × 260kWh

◆合計金額(≒請求金額)
6,759.52円(≒6,759円)

<参考:楽天ポイント>

31ポイント ≒ ( 885.72円 + 8,424.40円 - 2,914.60円 )÷ 200

 

TERASELでんき東京B

◆基本料金
851.40円

◆電力量料金(従量料金)
8,479.60円 = (29.20円/kWh × 120kWh)+(35.54円/kWh × 140kWh)

◆燃料費調整額(国の補助金込み)
-2,914.60円 = -11.21円/kWh × 260kWh

◆再生可能エネルギー発電促進賦課金
364.00円 = 1.40円/kWh × 260kWh

◆合計金額(≒請求金額)
6,780.40円(≒6,780円)

<参考:楽天ポイント>

32ポイント ≒ ( 851.40円 + 8,479.60円 - 2,914.60円 )÷ 200

 

東京電力エナジーパートナー 従量電灯B

◆請求金額
7,059円

東電のプレスリリース(2023年6月29日)別紙1に記載されている金額を転記

東電モデル

出典:東京電力エナジーパートナー,プレスリリース,
2023年8月分電気料金の燃料費調整等について 別紙1

 

差額

◆超TERASEL東京Bとの比較
-300円 = 6,759円 - 7,059円

◆TERASELでんき東京Bとの比較
-279円 = 6,780円 - 7,059円

以上の通り、東電との比較では、
超TERASEL東京Bの方が300円安く
TERASELでんき東京Bの方が279円安いです。

 

5.中部電力ミライズとの比較

下記の通り、中部電力ミライズの家庭向け規制料金プラン(従量電灯B)との比較では、
超TERASEL中部Bの方が78円安く
TERASELでんき中部Bの方が50円安いです

超TERASEL中部B

◆基本料金
891.00円

◆電力量料金(従量料金)
6,038.20円 = (21.14円/kWh × 120kWh)+(25.01円/kWh × 140kWh)

◆燃料費調整額(国の補助金込み)
-668.20円 = -2.57円/kWh × 260kWh

◆再生可能エネルギー発電促進賦課金
364.00円 = 1.40円/kWh × 260kWh

◆合計金額(≒請求金額)
6,625.00円(≒6,625円)

<参考:楽天ポイント>

31ポイント ≒ ( 891.00円 + 6,038.20円 - 668.20円 )÷ 200

 

TERASELでんき中部B

◆基本料金
878.13円

◆電力量料金(従量料金)
6,080.00円 = (21.01円/kWh × 120kWh)+(25.42円/kWh × 140kWh)

◆燃料費調整額(国の補助金込み)
-668.20円 = -2.57円/kWh × 260kWh

◆再生可能エネルギー発電促進賦課金
364.00円 = 1.40円/kWh × 260kWh

◆合計金額(≒請求金額)
6,653.93円(≒6,653円)

<参考:楽天ポイント>

31ポイント ≒ ( 878.13円 + 6,080.00円 - 668.20円 )÷ 200

 

中部電力ミライズ 従量電灯B

◆請求金額
6,703円

中部電力ミライズのプレスリリース(2023年6月29日)に記載されている金額を転記

中部電力モデル

出典:中部電力ミライズ,燃料費調整単価表【2023年8月分】
https://miraiz.chuden.co.jp/home/electric/contract/fuelcost/unitprice/__icsFiles/afieldfile/2023/06/30/nen_price_202308.pdf

 

差額

◆超TERASEL中部Bとの比較
-78円 = 6,625円 - 6,703円

◆TERASELでんき中部Bとの比較
-50円 = 6,653円 - 6,703円

以上の通り、中部電力ミライズとの比較では、
超TERASEL中部Bの方が78円安く
TERASELでんき中部Bの方が50円安いです。

 

6.北陸電力との比較

下記の通り、北陸電力の家庭向け規制料金プラン(従量電灯B)との比較では、
超TERASEL北陸Bの方が81円安く
TERASELでんき北陸Bの方が181円安いです。

超TERASEL北陸B

◆基本料金
907.50円

◆電力量料金(従量料金)
8,425.20円 = (30.66円/kWh × 120kWh)+(33.90円/kWh × 140kWh)

◆燃料費調整額(国の補助金込み)
-2,698.80円 = -10.38円/kWh × 260kWh

◆再生可能エネルギー発電促進賦課金
364.00円 = 1.40円/kWh × 260kWh

◆合計金額(≒請求金額)
6,997.90円(≒6,997円)

<参考:楽天ポイント>

33ポイント ≒ ( 907.50円 + 8,425.20円 - 2,698.80円 )÷ 200

 

TERASELでんき北陸B

◆基本料金
878.46円

◆電力量料金(従量料金)
8,353.40円 = (30.12円/kWh × 120kWh)+(33.85円/kWh × 140kWh)

◆燃料費調整額(国の補助金込み)
-2,698.80円 = -10.38円/kWh × 260kWh

◆再生可能エネルギー発電促進賦課金
364.00円 = 1.40円/kWh × 260kWh

◆合計金額(≒請求金額)
6,897.06円(≒6,897円)

<参考:楽天ポイント>

32ポイント ≒ ( 878.46円 + 8,353.40円 - 2,698.80円 )÷ 200

 

北陸電力 従量電灯B

◆請求金額
7,078円

北陸電力webサイトで行った電気料金シミュレーション(2023年8月分・従量電灯B・30アンペア・260kWh・初回振替契約割引あり)の結果を転記

北陸電力(従量電灯B)2023年8月分

出典:北陸電力,従量電灯B試算結果,2023年8月10日
https://www.rikuden.co.jp/cgi-bin/shisan/211.cgi

 

差額

◆超TERASEL北陸Bとの比較
-81円 = 6,997円 - 7,078円

◆TERASELでんき北陸Bとの比較
-181円 = 6,897円 - 7,078円

以上の通り、北陸電力との比較では、
超TERASEL北陸Bの方が81円安く
TERASELでんき北陸Bの方が181円安いです。

 

7.関西電力との比較

下記の通り、関西電力の家庭向け規制料金プラン(従量電灯A)との比較では、
超TERASEL関西Aの方が844高く
TERASELでんき関西Aの方が707円高いです。

超TERASEL関西A

◆最低料金
433.41円

◆電力量料金(従量料金)
5,563.95円 = (20.31円/kWh × 105kWh)+(24.51円/kWh × 140kWh)

◆燃料費調整額(国の補助金込み)
-280.75円 = -16.15円 +( -1.08円/kWh × 245kWh )

◆再生可能エネルギー発電促進賦課金
364.00円 = 1.40円/kWh × 260kWh

◆合計金額(≒請求金額)
6,080.61円(≒6,080円)

<参考:楽天ポイント>

28ポイント ≒ ( 433.41円 + 5,563.95円 - 280.75円 )÷ 200

 

TERASELでんき関西A

◆最低料金
416.36円

◆電力量料金(従量料金)
5,444.25円 = (19.29円/kWh × 105kWh)+(24.42円/kWh × 140kWh)

◆燃料費調整額(国の補助金込み)
-280.75円 = -16.15円 +( -1.08円/kWh × 245kWh )

◆再生可能エネルギー発電促進賦課金
364.00円 = 1.40円/kWh × 260kWh

◆合計金額(≒請求金額)
5,943.86円(≒5,943円)

<参考:楽天ポイント>

27ポイント ≒ ( 416.36円 + 5,444.25円 - 280.75円 )÷ 200

 

関西電力 従量電灯A

◆請求金額
5,236円

関西電力のプレスリリース(2023年6月29日)に記載されている金額を転記

関西電力モデル

出典:関西電力,プレスリリース,2023年8月分電気料金の燃料費調整

 

差額

◆超TERASEL関西Aとの比較
844円 = 6,080円 - 5,236円

◆TERASELでんき関西Aとの比較
707円 = 5,943円 - 5,236円

以上の通り、関西電力との比較では、
超TERASEL関西Aの方が844高く
TERASELでんき関西Aの方が707高いです。

 

8.中国電力との比較

下記の通り、中国電力の家庭向け規制料金プラン(従量電灯A)との比較では、
超TERASEL中国Aの方が168円安く
TERASELでんき中国Aの方が318円安いです。

超TERASEL中国A

◆最低料金
712.67円

◆電力量料金(従量料金)
8,810.55円 = (32.83円/kWh × 105kWh)+(38.31円/kWh × 140kWh)

◆燃料費調整額(国の補助金・離島ユニバーサルサービス調整額込み)
-2,964.06円 = -171.06円 +( -11.40円/kWh × 245kWh )

◆再生可能エネルギー発電促進賦課金
364.00円 = 1.40円/kWh × 260kWh

◆合計金額(≒請求金額)
6,923.16円(≒6,923円)

<参考:楽天ポイント>

32ポイント ≒ ( 712.67円 + 8,810.55円 - 2,964.06円 )÷ 200

 

TERASELでんき中国A

◆最低料金
695.83円

◆電力量料金(従量料金)
8,677.55円 = (31.79円/kWh × 105kWh)+(38.14円/kWh × 140kWh)

◆燃料費調整額(国の補助金・離島ユニバーサルサービス調整額込み)
-2,964.06円 = -171.06円 +( -11.40円/kWh × 245kWh )

◆再生可能エネルギー発電促進賦課金
364.00円 = 1.40円/kWh × 260kWh

◆合計金額(≒請求金額)
6,773.32円(≒6,773円)

<参考:楽天ポイント>

32ポイント ≒ ( 695.83円 + 8,677.55円 - 2,964.06円 )÷ 200

 

中国電力 従量電灯A

◆請求金額
7,091円

中国電力のプレスリリース(2023年6月29日)に記載されている金額を転記

中国電力モデル

出典:中国電力,プレスリリース,2023年8月分電気料金の燃料費等調整について

 

差額

◆超TERASEL中国Aとの比較
-168円 = 6,923円 - 7,091円

◆TERASELでんき中国Aとの比較
-318円 = 6,773円 - 7,091円

以上の通り、中国電力との比較では、
超TERASEL中国Aの方が168円安く
TERASELでんき中国Aの方が318円安いです。

 

9.四国電力との比較

下記の通り、四国電力の家庭向け規制料金プラン(従量電灯A)との比較では、
超TERASEL四国Aの方が113円安く
TERASELでんき四国Aの方が266円安いです。

超TERASEL四国A

◆最低料金
667.00円

◆電力量料金(従量料金)
8,393.14円 = (30.66円/kWh × 109kWh)+(36.08円/kWh × 140kWh)

◆燃料費調整額(国の補助金込み)
-2,620.80円 = -110.88円 +( -10.08円/kWh × 249kWh )

◆再生可能エネルギー発電促進賦課金
364.00円 = 1.40円/kWh × 260kWh

◆合計金額(≒請求金額)
6,803.34円(≒6,803円)

<参考:楽天ポイント>

32ポイント ≒ ( 667.00円 + 8,393.14円 - 2,620.80円 )÷ 200

 

TERASELでんき四国A

◆最低料金
646.43円

◆電力量料金(従量料金)
8,260.96円 = (29.64円/kWh × 109kWh)+(35.93円/kWh × 140kWh)

◆燃料費調整額(国の補助金込み)
-2,620.80円 = -110.88円 +( -10.08円/kWh × 249kWh )

◆再生可能エネルギー発電促進賦課金
364.00円 = 1.40円/kWh × 260kWh

◆合計金額(≒請求金額)
6,650.59円(≒6,650円)

<参考:楽天ポイント>

31ポイント ≒ ( 646.43円 + 8,260.96円 - 2,620.80円 )÷ 200

 

四国電力 従量電灯A

◆請求金額
6,916円

四国電力のプレスリリース(2023年6月29日)に記載されている金額を転記

四国電力モデル

出典:四国電力,プレスリリース,2023年8月分電気料金の燃料費調整について

 

差額

◆超TERASEL四国Aとの比較
-113円 = 6,803円 - 6,916円

◆TERASELでんき四国Aとの比較
-266円 = 6,650円 - 6,916円

以上の通り、四国電力との比較では、
超TERASEL四国Aの方が113円安く
TERASELでんき四国Aの方が266円安いです。

 

10.九州電力との比較

下記の通り、九州電力の家庭向け規制料金プラン(従量電灯B)との比較では、
超TERASEL九州Bの方が584高く
TERASELでんき九州Bの方が434高いです。

超TERASEL九州B

◆基本料金
948.72円

◆電力量料金(従量料金)
5,373.80円 = ( 18.10円/kWh × 120kWh )+( 22.87円/kWh × 140kWh )

◆燃料費調整額(国の補助金・離島ユニバーサルサービス調整額込み)
-650.00円 = -2.50円/kWh × 260kWh

◆再生可能エネルギー発電促進賦課金
364.00円 = 1.40円/kWh × 260kWh

◆合計金額(≒請求金額)
6,036.52円(≒6,036円)

<参考:楽天ポイント>

28ポイント ≒ ( 948.72円 + 5,373.80円 - 650.00円 )÷ 200

 

TERASELでんき九州B

◆基本料金
904.17円

◆電力量料金(従量料金)
5,268.80円 = (17.40円/kWh × 120kWh)+(22.72円/kWh × 140kWh)

◆燃料費調整額(国の補助金・離島ユニバーサルサービス調整額込み)
-650.00円 = -2.50円/kWh × 260kWh

◆再生可能エネルギー発電促進賦課金
364.00円 = 1.40円/kWh × 260kWh

◆合計金額(≒請求金額)
5,886.97円(≒5,886円)

<参考:楽天ポイント>

27ポイント ≒ ( 904.17円 + 5,268.80円 - 650.00円 )÷ 200

 

九州電力 従量電灯B

◆請求金額
5,452円

九州電力webサイトで行った電気料金シミュレーション(2023年8月分・従量電灯B・30アンペア・260kWh・口座振替割引あり)の結果を転記

九州電力(従量電灯B)2023年8月分

出典:九州電力,あなたの電気料金をシミュレーション従量電灯B,2023年8月12日
https://www1.kyuden.co.jp/php/ryokin_shift/public/user_hontou/index.php/user_hontou/ryokin_shift/jyuryo_b_result/

 

差額

◆超TERASEL九州Bとの比較
584円 = 6,036円 - 5,452円

◆TERASELでんき九州Bとの比較
434円 = 5,886円 - 5,452円

以上の通り、九州電力との比較では、
超TERASEL九州Bの方が584高く
TERASELでんき九州Bの方が434円高いです。

 

シミュレーション結果の一覧

2023年8月分は、関西エリア・九州エリアを除いて、TERASELでんきの方が安い結果となりました。

なお、TERASELでんきの方が安いエリアでも、
北海道・関東・中部では「TERASELでんきプラン」の方が安く、
東北・北陸・中国・四国では「TERASELでんきプラン」の方が安いです。

差額まとめ表(超テラセルプラン) 差額まとめ表(テラセルでんきプラン)

 

シミュレーション結果についての考察

料金比較シミュレーションの結果について考察していきます。

関西電力・九州電力だけがTERASELでんきより安い理由

理由を一言でいうと、燃料費調整の上限に達していて燃料費調整単価が安いためです。

冒頭で述べたように、
「超TERASELでんきプラン」・「TERASELでんきプラン」の燃料費調整には上限が無いですが、
大手電力会社の「家庭向け規制料金プラン」の燃料費調整には上限があります

そして、大手電力会社のうち関西電力・九州電力だけは、2023年8月時点でいまだに燃料費調整の上限に達したままです。

そのため、大手電力会社のうち関西電力・九州電力だけは、燃料費調整単価がTERASELでんきよりも安くなり、電気料金(合計額)がTERASELでんきよりも安くなっています。

逆説的に言えば、関西電力・九州電力の燃料費調整に上限が無ければ、もしくは燃料費調整の上限に達していなければ、電気料金(合計額)はTERASELでんきの方が安くなります。
※使用電力量が少なくとも260kWh(今回の算定条件値)以上の場合
(厳密な境界kWhはメンドイので未検証)

 

関西電力・九州電力だけ燃料費調整の上限に達している理由

大手電力会社10社のうち、関西電力・九州電力は、燃料費調整の上限値がダントツで低いからです。
※低い方が上限に達しやすい

大手電力会社ごとの“燃料費調整の上限値”のザックリとした高低は次の通りです。

関西電力・九州電力 < 中部電力ミライズ < 残りの7社

中部電力ミライズ・関西電力・九州電力を除く“大手電力会社7社”は、2023年6月に家庭向け規制料金プランを値上げしましたが、その際に燃料費調整の上限値を大幅に引き上げており、2023年8月時点では燃料費調整の上限には全然達していません。

例えば、東京電力エナジーパートナーでは、
2023年6月値上げ以降の燃料費調整の上限値は129,200円/kl(*1)なのに対し、2023年8月分の平均燃料価格は63,100円/kl(*2)なので、上限までには相当な余裕があります。
(*1)東電webサイト 燃料費調整制度とは
(*2)東電webサイト プレスリリース

東電の燃調イメージ図

出典:東京電力エナジーパートナー,燃料費調整制度とは,2023年8月17日時点
https://www.tepco.co.jp/ep/private/fuelcost2/index-j.html

 

中部電力ミライズでは、2023年7月分は燃料費調整の上限に達していましたが、化石燃料価格の下落により、2023年8月分は燃料費調整の上限にギリギリ届かなくなりました。

具体的には、
燃料費調整の上限値は68,900円/kl(*1)なのに対し、2023年8月分の平均燃料価格は64,900円/kl(*2)なので、化石燃料価格が少し上昇すれば再び上限に達する状況です。
(*1)中電webサイト 燃料費調整制度とは
(*2)中電webサイト プレスリリース

中電の燃調イメージ図

出典:中部電力ミライズ,燃料費調整制度とは,2023年8月17日時点
https://miraiz.chuden.co.jp/home/electric/contract/fuelcost/low/index.html

 

関西電力・九州電力は、先述の通り、2023年8月分もいまだに燃料費調整の上限に達したままです。

例えば、関西電力では、
燃料費調整の上限値は40,700円/kl(*1)なのに対し、2023年8月分の平均燃料価格は63,000円/kl(*2)なので、上限を大きく超えています。
(*1)関電webサイト 燃料費調整制度
(*2)関電webサイト プレスリリース

関電の燃調イメージ図

出典:関西電力,燃料費調整制度,2023年8月17日時点
https://kepco.jp/ryokin/seido/

 

ただし、関西電力・九州電力も、化石燃料価格の下落がこのまま続けば、燃料費調整の上限に届かなくなる可能性はあります。
※私見としては化石燃料価格がこのまま下落することには懐疑的ですが
→参考:NHK(2023年1月25日記事)読売新聞オンライン(2023年5月16日記事)

 

TERASELでんき・大手電力会社どちらがオススメか

私個人の見解として、本記事執筆時点では、

関西エリア・九州エリアにおいては、大手電力会社の方がオススメです。
※関西電力・九州電力では燃料費調整の上限に達していて電気料金が安いので

中部エリアにおいては、甲乙つけがたいです。。
※中部電力ミライズでは燃料費調整の上限に”再度”達するか否か分からない状況なので

その他のエリアにおいては、TERASELでんきの方がオススメです。
※このエリアの大手電力会社では燃料費調整の上限に達する可能性が低そうなので

 

まとめ

2023年8月分は、関西エリア・九州エリアを除いて、TERASELでんきの方が安い結果となりました。

関西電力・九州電力が安い理由は、「燃料費調整の上限に達していて燃料費調整単価がTERASELでんきより安いため」です

なお、他のエリアの大手電力会社では燃料費調整の上限に達しておらず、燃料費調整単価はTERASELでんきと同額です。

私見として、大手電力会社よりもTERASELでんきをオススメできるエリアは、北海道・東北・関東・北陸・中国・四国です。

 

今回は以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます!